こんなときは皮膚科へご相談ください
皮膚がかゆい・痛い、変なできものがあるなどがあれば、ほとんどの場合皮膚科で治療する病気です。
一人で我慢して悩むより皮膚科で相談しましょう。
湿疹・皮膚炎群、アレルギー疾患
いわゆる「しっしん」と呼ばれるもので「かゆみ」を伴います。
接触皮膚炎（かぶれ）、アトピー性皮膚炎などが含まれます。
悪化因子が加わると繰り返すため、悪化因子の検索し、除去あるいは回避することが大切です。
皮膚感染症
「感染」の名のとおり、人から人へうつる病気です。
水虫（白鮮・浅在性真菌症）、いぼ（疣贅）、みずいぼ(伝染性軟属腫)、とびひ（伝染性膿痂疹）、単純疱疹（ヘルペス）、帯状疱疹、しらみ、疥癬などがあります。
ばい菌やウイルス・虫などにより、かゆみやできものが生じてきます。
家族にうつす前にに治していきましょう。
外的刺激による皮膚障害
やけど（熱傷）、とこずれ（褥瘡）、すり傷（擦過創）など物理的な力によるもの、化学的な変化によるもの（化学熱傷など）、日光、放射線によるものなどがあります。
よく足にできる、魚の目（鶏眼）、たこ（胼胝）、巻き爪は、足の皮膚への圧迫刺激によって生じるので、まず靴が足に合っているか確認しましょう。
免疫異常による皮膚疾患
体には、ばい菌やウイルスなどを攻撃して身を守る仕組み（免疫)が具わっています。
しかし、免疫の調子がおかしくなった場合、間違って自分自身を攻撃してしまうことがあります。
このような免疫の異常による病気には、全身性エリテマトーデス、強皮症、自己免疫性血管炎、天疱瘡、類天疱瘡などがあります。
また、尋常性白斑（しろなまず)、円形脱毛症なども免疫の異常が関与することがあります。
皮膚のできもの
皮膚のできものは大きく、良性腫瘍と悪性腫瘍に分けられます。
悪性腫瘍で有名なものには悪性黒色腫や有棘細胞癌、基底細胞癌などがあります。
また、癌に移行する前段階として日光角化症、ボーエン病などがあります。
良性と悪性を見分けるのことは難しいことも多く、気になるできものがあれば早めに皮膚科で相談することが大切です。